A病棟 当事者のつどい

毎月、家族教室と合同で行なっていた当事者のつどい。

コロナ禍で全病棟が1か所に集まる事は難しくなくなく中止となっておりましたが…

 

患者様から、以前のように集まって話がしたいとのご要望があり

2020年7月から、A病棟限定で、当事者のつどいを再開しておりました!

その中でのご様子・雰囲気を少しではありますがお伝えします♪

 

【 内容 】

 

・オープンダイアローグ理論(※1)を用いて、作業療法活動中に45分間の座談会を行なう。

・一定のルール(※2)を設けた中で、自由に発言をして頂く。

・リフレクティング(※3)を行ない客観的な振り返りの機会を設ける。



※1:全ての参加者に平等に発言の機会と権利が与えられ、"開かれた対話"を実践する手法。本人抜きでいかなる決定もなされない、合意・解決を目的としない。安心できる雰囲気の中で異なる視点を交換し、共有する。

※2:以下、写真のホワイトボード参照。

※3:面接を受けていたものが、"その面接を観察していたもの"の会話を逆に観察する、という仕掛け。

参考文献:斉藤環著+訳 , オープンダイアローグとは何か , 医学書院 , 2017.4



参加者の皆さんの感想🎤

Aさん

 「今まで退院しなくてもいいやって思っていたけど、皆の話を聞いて、退院したくない思いが少し減りました。」

Bさん

「皆と同じ悩みを持っている事が分かって安心しました。参加者の皆からアドバイスを貰えたことも良かったです。」

Cさん

「普段他の人がどう考えているのか聞けないので、他の人がどう考えているのか聞けてよかったです。」

Dさん

「聞いてもらう事で少し不安な気持ちがなくなった気がします。」

参加スタッフの感想🎤

木野内PSW

「オープンダイアローグという新しい取り組みですが、皆さま(患者様も含め)の協力で楽しく行えています。」

髙田OTR

「普段のOT活動とは違う姿が見れたことや、不安や問題を共有して一緒に考えることが出来るのは、良い経験になりました。今後の仕事にも活かしていきたいと思います。」

大塚PSW

「回数を重ねるごとに話が盛り上がってくるので、私自身も楽しんで参加をしています♪」



A病棟の他でも当事者のつどいが出来たら良いな…と計画中です。

また全病棟、皆で当事者のつどいが出来る日がきますように…⭐